秋も深まってきました。
現場はぼちぼちです、台風被害で大忙しの板金屋さんがやっと来てくれました。
まずは顔半分で、
元気の塊のような滝村板金、半分でも迫力十分です。
豪快な漢のわりに仕事は繊細なところが、なんか腹がたちます。
良い仕事をしてくれます。
健気にいつも奥さんが彼の手元としてそつなく動き回っています。
我々の仕事と同じで見えるところはきれいに仕上げて当たり前でも、実は隠れてしまうところが肝心なのが彼らの仕事。
説明しかければきりがありませんが、こういった頼れる職人たちのお陰で家が出来上がってゆきます。
「カタチをつくるだけなら誰でもできる。」弟子の頃、親方から聞いた言葉です。
それを造ったうえで様々な条件の中で何が起きてどうなるか、そうなった時のためにどうしておくか
修行時代理解できなかったことも、経験を積むうちに目から鱗が落ちるように納得できたことがいくつもあります。
彼との会話の端々にもそんな話題がでてきます。
「ブログに載せるからな。」
「ええっ、こんな煙草吸ってるとこやめてくださいよ~。」
とか云いながら、嬉しそうな顔の滝村板金さんでした。
外壁。
頭を悩ます外壁の仕上げ。
大工仲間や設計士の方とも、何が外壁の材料として一番良いか話題にあがります。
風雨に晒され、紫外線に晒され、人目に晒され、都市計画区域に於いては防火、
そしてメンテナンスも考慮して長持ちし見てくれの良い仕上げ材とは。
とりあえず腰下は杉の赤身でよろい貼り、腰上は角浪トタンの予定でしたがお施主様の意向で左官仕上げに変更。
根気にバラ板打ちの後、左官さん防水紙あててます。
防水紙の上にラス網をあてます。
丁寧に下地をこさえてまず下塗り。
この後、中塗りをしてから仕上げの塗りとなります、私のバラ板打ちも大変でしたが
左官さんは防水紙、ラス網、下塗り、中塗り、仕上げ塗りと五回、壁と対峙しなければなりません。
先週中塗りまで終えたところ、あと二回がんばれ門前左官!
仕事から離れて好きなコーヒーについて。
今は亡き両親が喫茶店を営んでいたこともあって中学の頃からコーヒー飲んでました
その時のコーヒーはネルドリップのいささか濃いものでそれが普通でおいしいと思ってました。
(実際評判もよくおいしかったのだけど)
この頃はいろんな店から豆を買ってきてそれぞれの味を楽しんでます
豆を挽くためのグラインダーをアマゾンで買いました 電動でなく手動式。
やはり面倒だったのでインパクトドライバーで試したところ大成功
はじめから電動式を買えばよかったという声をよそに大工で培った甲斐性に自己満足。
さて本題
いつも豆を買いにいく自家焙煎しているお店でマスターがこんなことを話してくれました。
「焙煎するにあたって手順の常識というかコーヒー豆の煎り方があるのだけれどその工程でちょっとしたことをするだけで
こんなに味がかわるのです、これまでその方法を二人の方に教えたのだけど一人の方はその方法を実践しその違いに驚き
感謝されましたが、もう一人の方はそれは邪道だと受け入れてくれませんでした。」
聞いててなんだか身につまされる思いでした。
我々のように「親方が黒を白と言えば白と言え」といわれ仕事を覚えてきた者は本質に気付かなければ危険な誤解をします
よい結果を生むための課程に王道や常識など無いことはわかってるつもりでも頭はどんどん固くなってるこの頃・・・。
それはよいとしてここのマスターの煎るケニヤうまいっす!
営業地域
高山市 丹生川町 飛騨全域