富山名建築。クレオン。
昨今、ネットの検索というのは実に便利です。富山名建築でググるとヒットしたクレオン。
隈研吾先生の2011年の作。
木を組むのではなく、積むことによって森のようなというコンセプトだとか。そして解体した時105mm角が再利用できるという、コンクリートにはない木材の持つフレキシビリティを最大限に生かす工法だとか。
これ、大工としては木を横積みで寸法を狙うというのは、かなり難しいと感じました。それから、耐力壁等、確認申請に於いてどんな判断がなされたのか。謎が謎呼ぶところです。
いろいろな考えのもと、新しいものを求めなければ文明は進歩しないとかなんとか。
建築に携わる者として、斬新だったり奇抜だったり。お施主さんが納得してくれればそれはそれでよいのですが。
以前、こんな言葉を聞いてハッとしたことがあります。「普遍的なものには意味がある。」
現在ある形はある意味、辿り着いた結果とでもいうような言葉です。その普遍は時折深い納得を示してくれることがあります。
失敗を重ねて成った形というものは職人にはスキルの中で自然に備わります。まわりくどい言い方してますが、
「迷建築?」・・・。
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