5月頭からかかっていた一部屋の断熱リフォーム完成です。
特に変わったことはしていませんが、見えないところはきちっと高断熱としっかり気密です。
壁を剥がすと40年前の断熱。
これを撤去して新しい断熱材を施工します。
コンセントボックスの裏には気密カバー。実はこれを仕込まないと、断熱材の隙間を空気が通うのでまことによくない。
一応断熱材は梱包してあるのですが、そのうえから気密シートをあてます。
これは撤去した断熱材 ロックウールです。黒くなっているところは気密がとれていないため
湿気を持った空気が隙間から侵入し排出されず壁内結露をおこしてできたカビです。
この状態がもっとひどくなると、断熱材が濡れたままになり木材を腐らせるまでに至ります。もちろん断熱性能も無くなります。
このようにならないように気密施工して、空気の侵入を止める必要があります。
特にリフォームの場合100%の完璧な気密は不可能ではありますが、できるだけのところまでは詰めて施工します。
既存の障子をそのまま使いたいとのことでしたので、以前の開口に内付け断熱サッシのプラマードをいれて新たな障子枠。
このところ天井見切りや、床の巾木等で見切るのが大壁の場合スマートじゃない気がするので、目透かしの仕上げにしました。
意匠はまだ挑戦したいこともありましたが、納まりの関係上不可能だったり・・・。
でも まぁ、今回もお施主さんの喜ぶ顔が見られたので僕もうれしや。
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