
図面、設計、見積もり、打ち合わせで相変わらず悶々とした日々です。
今年の物件もリフォームが殆どで、手刻みとか石場建てとかとは無縁なのですが目線を変えてこの方のお話を。

吉村順三さん。日本の建築史に数々の名建築を遺した巨人
この方の存在を知ったのはかれこれ30年前。
山小屋を卒業して大工になる為、職業訓練校へ通っていた時 同期にTさんという一級建築士がいました
当時25歳の僕と34歳のTさんは建築工匠科で高卒の生徒にまじって刃物研ぎや墨付け、刻みの基礎を一所懸命学んでました。
以前のブログ「谷村美術館」で彼のことに触れてますが、その建築士のTさんのアイドルがこの吉村順三さん。
今をときめく一流の建築家達も多分に彼の影響を受けていると思います。
実物を見たことはないのですが、写真や文章からでも十分に素晴らしさが伝わります。
風景の中の一部としての建築の在り方や 住まう人に対する思いやり 目線からの空間のとりかた トラブルを未然に防ぐための
細部の納まり等、なんというかすごく品格のある 深い 物事を見きわめられる人だったんだろうなぁ。
新進気鋭の建築家とかは斬新で未来的でスタイリッシュでクールでみたいな方向に行きがちですがこの人は 根底にすごく暖かいものがあるように感じます。
僕もHPの中では木組みだの石場建てだのと盛ってますが、本当はそれを押さえたうえでの彼のような建築を建てるのが夢です。
せかせかと時間と予算に追われて、「これ以上できましぇん(´;ω;`)ウッ…」とか言い訳しないで 日頃から名建築を生むためのスキルとイメージを鍛えて、夢を見る、見せる努力をしていればそんな場面に出会えるだろうか?
「わかっておるのなら 相応の努力をせよ。」
もう一人の自分が言います。(~_~;)
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