いかつい機械の写真から。
製材所というと名前くらいは聞いたことがあると思いますが、そこに足を踏み入れたことのある人は少ないと思います。
木の匂いと、おが粉に溢れた大工から見たら宝の山の夢のような場所です。
大径木を台車に乗せ、大きな帯鋸で製材してゆきます。
僕の行きつけの製材所は構造材から板材までかなり正確に挽いてくれます。(熟練の腕、要)
山国である飛騨には製材所はたくさんありましたが、原木から挽いて天然乾燥材を誂えてくれるところは少なくなりました。
世間ではウッドショックとか言って大騒ぎしてますが、ここは大丈夫かと製材所の社長に聞けば丸太を買い付けに行く市場に丸太が無いとか。
山にはそれこそ山ほど木はあるのだけど、今度はその木を伐る人がいないとか・・。
基本、ウッドショックとは外国から輸入される外材が入ってこない状態。そこで内地材を代替に充ててみてもまだ足らないとのこと。品薄でついでに価格もつり上がって・・。
今まで頼ってた外材といえば下地材に使う赤松や、SPFと呼ばれる2×4材でしょうか。構造材での外材の使用例は、長いスパンを飛ばす時の集成材や強制乾燥材の米松材。
僕の場合は長いスパンを飛ばすなら以前のブログ「複合梁」で載せた方法か、丸太を使います。構造材は天然乾燥の杉材。
いずれも墨付けや刻みができないとこなせないものです。
ある意味プレカット、KD材依存の引き起こした材不足・・と言っては決めつけすぎか?
コロナのおかげで、密を避けて郊外に家を建てて テレワークというスタイルでアメリカの建築ラッシュなんて・・
そして材料足らん などという展開はちょっと想像できませんよね。
聞いた話では トイレやユニットバスのパーツや部品も流通の不具合がおきてるとか・・。
この後どんな展開が待っているのでしょう、いずれにせよ元の暮らしにと願うばかりですが爪痕は何らかの形で残る気がします。
「人類に対する天誅。」
こーゆーのを神の見えざる手というのかな・・。
もしかしてロスチャイルドの仕業⁉
おっと!
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