出張奇譚

愛知県の某所へ建て方の応援で10日ほど行ってきました。

 

今日びこれ程手間のかかる建て方も珍しいです 建て方は通常の作業と違って高所での危険を伴う作業なので

 

10日も続くとヘトヘトです。

宿泊先はビジネスホテル ここから本題、奇譚です。

 

手配してくれたホテルは現場から30分程のとある駅裏の池のほとり、フロントは昭和臭ぷんぷん

 

レトロなポスターや白黒の昭和初期と思われる写真が所々に貼られてあります。

 

「なんか辛気臭ぇなぁ。」連れの明石君にぼそりとこぼします 先発隊で先に宿泊していた中川さんが言います。

 

「ここ有名な心霊スポットらしいよ、ここのホテルで検索してみ。」

 

「・・・。」僕今日から8泊せんならんのですけど・・。

 

とか言いながら 生まれてこのかた霊体験がないので気にせず 就寝。

 

2泊目くらいの翌日中川さんが「昨夜12時頃、若い女の子の笑い声しなかった?」と尋ねてきました

 

そのころまで起きてましたが ほかの人もそんな声は聞いておらず「おかしいなぁ・・すごい明るい笑い声で・・。」

 

不気味な老婆のじゃなくてよかったじゃん。とか言ってその場をやり過ごし現場へ。

 

 

疲労もたまってきた7泊目 後発隊のIくんが合流 真打登場です。

 

「えっ?そんなホテルなんですか いやだなぁ俺見えるんですよ。」

 

フロントで別れ際に「明日 I君のリポートを楽しみにしとるよ」などと軽口をたたいて そして翌朝。

 

「出ましたよ。」 「えっ⁉」 彼によると金縛りにあい、夢の中で窓を開けるとある筈の池は水が無く空地だったとのこと。

確かに人口池っぽい池でした なんでも見た霊は、たちの悪いのではなく地縛霊とか、

 

しかも小さいとのこと。彼によると部屋のユニットバスの向かいにずれてはいるけど鏡があって合わせ鏡になってるのが良くない

 

らしいです。結局彼は部屋の鏡を覆って塩盛って念仏唱えて二晩目は無事だったとか。

 

僕といえば 一回だけテーブルに固いものが落ちる音がして見回しても何も痕跡がないなんてことがありました

 

幻聴だとしたら東京で散々聞いたので(ブログリンク コロナ禍に於いて)慣れたものです。

 

東京タワーで聞いた幻聴が甦ります。

 

「大沼から来たんか カメムシ臭いぞ」

 

 

 

まだそれを言いたいか。