久々に鉋と戯れる。
腰を据えて道具整備に向かうには タイミングが必要。
やらねばならぬことを尻目に、ふと手にした一丁の鉋をきっかけに今しかないということで
鉋の口埋め。
鉋の刃と台の隙間を刃口と呼びます この刃口から鉋屑が出てゆくわけですが
この状態、約2~3mm空いてます 理想は鉋屑の厚みほど空いている程度の隙間。
鉋の台は天候 気温 湿度によって微妙に狂うためその都度、台直し鉋等で台の下端を削り
材を削る為の最良の状態に調整します。それをくりかえすうちに始めはギリギリだった刃口が
このように広くなってしまいます。
口埋め後 ギリギリまで詰めました。
口埋めに使う材は割れてたり捨てられていた鉋台を使います。
こんな風に口埋め用に板状に。
手前から 亡き友人の形見の千代鶴 職業訓練校時代の土牛
リフォーム現場の倉庫から出てきた技術家庭の授業で使われていたと思われるOkada鉋
中井さんの形見の竹虎。
このほかにも調整を待っていたもの全てに口埋め施術。
試し削りの鉋屑 千代鶴以外は二流~三流の鉋ですが、調整次第で充分仕事で通用します。
ということは私もまだ調整次第で・・・。
「誰か調整してくださらんか!」
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