先日の例祭のとき神社の柱の足元がかなり深刻な状況であることを氏子の皆さんにカミングアウト。
下の足元土台と 壁ぶち抜いた箇所にジャッキかって持ち上げて 患部を切除。
既存の柱はひめこ松。ひめこは至って虫が入りやすく腐りやすいので根継ぎ材は栗で。
狭く暗い場所でこの金輪継ぎを刻むのは技術もですが根気がいります。
この根継ぎ二ヶ所。
おっと そんな中 労をねぎらうように作業場の裏にハタケシメジ発見!
こけに喜んでいる場合ではありません、神社修繕 まだ続きます。
「もう いやや。」と寝まっているわけではありません 横車知の女木を刻んでいるところ。
大工人生に於いて寝て刻むのははじめてです。
腐った土台も交換して事なきを得ました これで暫くは鎮守の神様も安心していられるでしょう。
こういった仕事はマニュアルなどなく どう継ぐか どう組むか 知りうる技術なり甲斐性でこなすしかありません。
プレカットの家ばかり建ててるとこんな仕事は億劫になるでしょうが誰かがせねば
これがとりあえずこの患者への精一杯の処置。
「それはよいとして ハタケシメジうまかったわい!」
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ワタナベナオキ (金曜日, 03 4月 2020 13:43)
こんにちは。はじめまして。関東で大工をしています。
素晴らしい仕事ですね。経験の浅い大工におすすめな土台の継ぎ手はありますか?
間柱や外壁はなるべく壊したくないもので。
いきなりこんな質問をして申し訳ありません。
林建築 (日曜日, 05 4月 2020 09:02)
渡辺様コメントありがとうございます。
実際の現場の状況がわからないのでなんとも言えませんが、布基礎の上であれば横から滑り込ませる形でカマ継ぎか、竿継ぎ
で上端から抜け止めの為に込栓かボルトを仕込むのはどうでしょう。
ワタナベナオキ (月曜日, 06 4月 2020 14:07)
お忙しい中、御返答ありがとうございます。
質問をしておきながら、お返事を待たづに上からカマ継で刻んじゃいました。
申し訳有りませんでした。
追伸。僕も丙午です。