新建材について

現在かかっている古民家断熱リフォーム 新建材について。

築200年くらいの古民家 古い家でよく見かける昭和っぽい設え

 

前回のリフォームは建材の様子から見ると40年前?

 

シークボード 丸玉木材 農林省認定?

農林水産省の呼び方でないとすると・・ググってみましょう。

 

1978年に農林水産省に改称とあります ということは えーと

2019-1978=41年前! さすがです林建築。

床板も懐かしの市松模様の合板フロアー。

ボンドも剥がれめくれ上がってガムテープでとめてあったりなんかして。

 

現在の建物の殆どに構造用合板(ベニヤ)が耐力壁などに使用されてますが

30~40年よりボンドの性能が上がっているにしても大丈夫のか?

 

それとも20~30年持てばよいということか。

 

これは別件で友人の大工のリフォーム現場で出た近年の床材。

木のように見える表面の正体 本物の木を薄く貼り付けたものならまだしも・・・なんじゃこれ。

 

これもその類 壁と床の見切り材の巾木

木の模様をプリントしたものを圧縮した紙に貼りつけたもの。

 

節の無いきれいな造作材がもてはやされ 安価にそれを供給するための新建材

 

現代人にあってはその新建材を木と疑わぬ現実 それが健康被害に及んだりして。

 

昨年のブログ「結露の末路」で腐った新建材の枠材をお施主さんに見せたところ

 

「騙されたみたい!」と一言。

 

国の基準に適合したものなら、大手のメーカーのものなら安心?

 

 次々と新しい工法なり建材が世に出ていますが 理にかなったものもあれば首を傾げるものも・・・

 

食の安全にしても、原発の問題にしても同じ事ですよね

 

現場で直に触る人たちが一番知っていることってあります 何が良くて何をしてはいけないのか。

 

 いつしか大工は作業員になり 監督に「御施主様と話をするな」と言われるご時世。

 

そりゃ施主に知れちゃ都合の悪いことがあるってことかい

 

僕はいつもお施主さんには 足繁く現場に通って分からん事や疑問があれば

 

なんでも聞いてくださいと話してます 仕様や構造について口ごもるようなことはありません

 

「職人が本当のことを一番知っているのです!」

 

(なかにはそうでもない人も居ますが)