石場建て伝統構法の刻み。
一人で墨付け刻みをしていると途方に暮れます。工期に余裕があるとしても、減ってゆかない材の前で黄昏れてしまいそうです。
仲良くしている友人の中川さんに応援をお願いしました。
ロバートデニーロと秋川雅史とオードリーの春日に似ている中川さん。(基本イケメン)
今時、鑿や鉋を使いこなし刻める大工は本当に居なくなりました。
幸い僕の周りには腕の立つ仲間が数人いるのですが、まず最初に泣きつくのは中川さん。
ひたむきに追掛け大栓継ぎを刻む中川さん、仕事も確実です。
休憩の時間も刃物研ぎに余念がありません。
職人の鑑です、なのでそこらじゅうからひっぱりだこ。
その傍で安心して仕事を遂行していると電話が鳴ります、
「林さ~ん」
猪熊捕りの翁です。
「中川さん、ちょっと行ってくるのでお願いします。」
相変わらず猪捕れてます。
この前に4頭。そして今朝100kg級が1頭。
なんだか違う話になってきました、そんなわけで中川さんにはとってもお世話になっているのです。