石場建て伝統構法で建てる

久々の新築物件。

昨今の建築業界における新築物件は殆どがハウスメーカー主導、法律も大手を擁護する方向。

地方の工務店も横文字やカタカナに名前を変えて施主獲得にしのぎを削ってます。

以前は黙っていても仕事が入ってきた個人大工は時代の変化についていけず、手間受けや常雇で日々をしのぎ

気付けば凄腕の大工ですら作業員扱い。

自分も志を持って一人大工として必死で日々を乗り切ってますが、大工とは到底いえないような仕事もさせていただいたりして

今日在ります。

HPでも書いている通り、現代の木造建築の90%以上は工場生産のプレカット。

構造材には木としては死んでしまっているKD材(強制乾燥材)と金物とベニヤ、新建材で造られる住宅。

 

今回の物件は都市計画区域外で100㎡以下の建物、ならばやるしかありません石場建て伝統構法。

当然金物不要の木組みの手刻み。

 

図板を起こして材の一本一本に墨をして継ぎ手や仕口、全てに全身全霊込めて刻みます。