
置屋のしつらえ。
先日、同級生達との新年会のため故郷の神岡へいってきました。
兄の家で泊めてもらい、翌朝車をとりにゆく道中目を引くしつらえ。
このあたりは昔、芸者や遊女を抱えた商売をする置屋(おきや)があった通りで
数奇屋風の少々手の込んだ造作の建物が今でも現存しています。

「大工とすずめは軒先で泣く」といって三角形の交わる場所の納めに大変気を遣います。
見ればこの下屋、磨き丸太です。丸行桁(がんぎょうげた)といいます、それにかかる垂木も丸いです。
手がかかってます。

それにこの欄干、二本づつ千鳥に組んであります、さりげなく粋です。
その昔ここから色っぽいお姉さんが「遊んでいかない?」などと仰られていたのでしょうか。
鉱山町の神岡は当時大変景気がよく、給料がでると近隣の町からもこのあたりへ紳士達が繰り出したとか。
大工は「面倒くせぇなぁ」とか云いながらこういった仕事をこなして腕を披露していたのでしょう。
実はその大工も給料日にはこの界隈を徘徊していたのではないかと、いらぬ思いを馳せてみたり。
建築そのものより、なんだかそっちの方に興味が走り出す酔い覚めの朝でした。
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