人生のご褒美

ここは32年前私が高校を卒業して就職した鏡平山荘がある鏡平、標高2300m。

 

槍、穂高を映し出す鏡池です。

仕事が一段落したので、天気の良いところを狙って行って来ました。わさび平を6:00に発ち鏡平8:30着。

 

私が居た当時からのスタッフはこのお二人だけとなってしまいました。お二人とも山小屋歴30年以上という超つわもの!

 

今回は10年近く登っていない双六岳への日帰り強行軍、あいさつもそこそこに鏡平9:00出発。

稜線に出ると、槍 穂高の足元で箱庭のようなかわいい鏡平を俯瞰できます。

弓折岳から双六小屋へ向かう稜線で最初に双六小屋が見える場所、それは下りるとき小屋が見える最後の場所。

 

まだ20代の頃ここでいろんなこと思いました。

這松に覆われた双六岳の山容。当時、小屋のオーナーの小池潜さんのカメラを背負って縦横無尽に歩き回りました。

19の時、雪に埋もれたこの双六小屋から私の社会人としての一歩がはじまりました。

 

山小屋卒業後、大工となってこの小屋の大改修工事に携わらせていただいたことも良い思いでです。

双六岳稜線から望む鷲羽岳と裏銀座、双六岳の山頂付近からの槍ヶ岳。

 

地平線の向こうに聳えるような槍に続く登山道。双六岳の醍醐味です。

11:30双六岳山頂到着。わさび平から休憩込み空身で5.5h。

 

齢50のおっさんとしてはまぁ上出来か、黒部五郎岳を背に途中仲良くなった登山者にシャッターをお願いしました。

 

おのぼりさんぽくて良いではないか。

 

 

そして復路、この双六岳界隈の登山道はとてもよく整備されていて感心します。

 

私のいたころもそうでしたが、夏山シーズンが終わり秋の閑静期になると金デコやつるはしを持って道普請に出掛けたものです。

 

見事な石畳の箇所も多々あるのですが写真を撮ってませんでした、残念。

 

鏡平付近からの抜戸岳、実は翌日の写真。

 

先の二人が「泊まってけば?」と囁いてくれたので「そっかぁ?」

 

双六から鏡に2:00到着だったのですが、そのまま小屋のスタッフになって包丁を研いできました。

 

夕食はお客さんと同じものをいただき、これがまた大変ごちそうでこの双六小屋系列のこだわりや、仕事に対する真摯さを感じました。

 

これまた写真をとってません、御免。

 

夜はスタッフ達とお酒をいただき、なんともいえない山小屋の雰囲気にあの頃へタイムスリップしたようで感無量。

西穂高と秋雲、9月の岳の空気に見送られて思い出遡行登山終了、わさび平到着AM9:00

 

当時の青春時代の友人と長い時間を経て再会すると「これって人生のご褒美やな」なんていって

 

ちょびっと泣きながら飲んだりします。今回もなんかそんな感じでした。

 

行って良かった。ほんとに良かったっす。

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コメント: 1
  • #1

    小林章則 (月曜日, 16 10月 2017 16:48)

    そっか鏡いったんだ、大沢さんも元気そうだね。左隣が誰かわからないな。天気良くて何よりだったね。