家と現場を往復するだけの日々、材料を運び、主の運転に身を任せ。
ひどい山奥へ分け入ることもありゃ、積載オーバーなんのその。
デビューは平成4年、私のもとに来たのは平成16年。そのとき既に170000km走っていた彼。
どうせすぐに動かなくなるだろう・・・、たかをくくって一緒に働き続けた。
ところが一向にへたばる気配は無く、現在足回りが少々へたったくらいで御年25歳、走行距離455000km!
この春あたりからラジエターの調子が悪くなり、かかりつけの車屋からは「もうこれ以上は・・・。」と告知されました。
せめて最初で最後、世の中には工事現場だけでなく、このように観光地と呼ばれる、美しい景勝地があることを相棒に見せるため
美ヶ原へ。
駐車場に於いても、乗用車の中異彩を放っている相棒。455000kmの迫力が他の車を寄せ付けません。
華々しい思い出といえば、京都の花見小路で堂々と停車したこともありました。
車屋の進言もあり、残念ですが今度の12月の車検前に訣別することにしました。これだけ付き合えるトラックにはもう出会えないと
思いつつ、限界まで付き合えた充足感のようなものも感じています。
見出しの写真、今にも空へ飛び立ちそうにも見え、もしくは初めて見る天空からの景色に感動しているようにも見え、
お気に入りのショットです。
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