私用でこちらの地域へ来たためクラブハリエに続いて訪れたのは、
姫路城。
圧倒的な存在感。
石垣。
こんな大きな石をここまで持ってくる
そして上手にそれを積む
重機とか電気とか無し
知恵と甲斐性と体力かと思いを馳せ。
鉄砲だの弓矢だの石だの、
この漏斗型の四方転びの狭間?から悪者をやっつけるため、ぶっぱなしたのでしょう。
実際やられた人々、痛かっただろうなと思いを馳せ。
名栗仕上げの美しさ。
通常の土壁と違って、型枠を設けて土を上から突き固めてゆく「版築」という手法の壁。
飛騨弁で言う「はんちくたい」は多分この左官の技法からきたものではなかろうか・・・。
瓦の側溝、これは近年のものでしょうか、
グダイディーア(good idea!)。
漆喰と石積みの境界もなんか良いではないですか。
天守の造りは柔構造と違い剛。
古建築には無い、筋違い柱や火打ち梁も見られます。
城塞といった表現がぴったりではないか。
柱の根継ぎもご苦労様です。
二枚目の根継ぎは、はじめてお目にかかりました。多分、箱車知継ぎではなかろうか・・・。
今では一般公開され老若男女問わず訪れることが出来る天守閣。
その昔そこに誰がいたのでしょう、我々一般小市民風情が踏み入れる場所ではあきらかにありません。
これだけのものを築く財力、権力というものは想像だにできません。
娘の語彙を借りて思わず言うとしたら、「やばっ!何これ!やばっ!」
こんなことばで済む次元ではありません。
でも思わず口をつく言葉は・・・。
「やばっ!」
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