雪害3

折れた軒の修繕。

 

折れた部分は軒桁から先の3尺ですが垂木は2間(12尺=3.6m)なので

トタンも野地板も2間分めくります。

 

折れた垂木は全て取り替えるので5間分30本すべて取り外しです。

折れた垂木は杉の芯去り材で1.8寸(54mm)角。

垂木間(間隔)は1尺(303mm)。

飛騨地方の街区あたりでは標準的ですが、最近の傾向からみると少々寂しい。

まして、落雪屋根とはいえ、この豪雪地帯ではやはり寂しい。

既存の屋根の修繕のため垂木の成(高さ)を変えるわけにはいかないので、同寸法でも

より強い材で修復します。

 

桧の芯付きの垂木を使用します。材の癖も利用し上に反る向きで取り付けます。

以前より格段に丈夫にはなりましたが、更に工夫して丈夫に仕上げます。

 

つづく。