手術開始です、傷んだ部分を取りはずします。
左の写真の下方は桧の柱、上方は栗の土台。
何年位水が差していたのでしょう、我が家の娘の語彙でいうと
「ヤバッ!なにこれっ!ヤバッ!」といった感じ。
現場を調べたところ、雨樋から竪樋に落とす集水枡のところで本屋からの竪樋が
きちんと枡に落ちておらず、雨水が常に溢れて下の竪樋の外をつたい
柱にかかっていたのが原因のようです。
できれば金輪継ぎでやりたかったのですが、状況的に無理だったので
それなりに工夫して・・・。
あらかたの納めは頭にあったのですが、実際に解体したブツを眺めてからでないと
最終決定できないところがあります。
水平垂直などというものは、築30~40年の躯体には期待できず
まして建具など関わっていれば現状に沿わせて納めなくてはなりません。
全体を把握して納めを勘案する時、ここがこうなりゃ、あそこがこうなる
そうすりゃこれはダメとか、いくつも道筋を考えます。
現場とにらめっこで時間だけが過ぎることも。
今回もなんとか納めました、とりあえずこれがこのケースのベストとの私の判断!
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